(所要時間 4~5時間)
長野県の野辺山地区との境界の尾根を辿るコース。登山口からしばらくは林道歩き。登山道に入るといきなり急登となり小天狗へ。小天狗から大天狗までは比較的なだらかな尾根歩きになります。大天狗からは再び急登がはじまり、森林限界を超えると細心の注意が必要な鎖やハシゴが連続するハイマツ帯の岩場となります。最後の直登をこらえると山頂は目の前です。
赤岳登山
赤岳(2899m)は山梨県から長野県にまたがる八ヶ岳連峰の主峰であり、最高峰。3000メートルに近い山容はアルペン的な景観の南八ヶ岳にあってもひときわ偉観を誇っています。山頂からは富士山から大菩薩連峰、奥秩父の山々、南アルプス、北アルプス連峰までが見渡され、「本州中部でこの頂上から見落とされる山は殆どない」といわれるほど眺望にすぐれている山です。 また山頂付近には高山植物の女王といわれるコマクサやムシトリスミレ、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ、キバナシャクナゲなどをはじめ、四季折々に多くの草花が楽しめます。山頂や横岳の鞍部には山小屋も完備され、余裕を持って登ることができます。周辺には通年営業の山小屋も多く、茅野側からのルートは冬山登山の入問コースとしても最適です。清里からは2本の登山ルートがあり、それぞれ上級者向け。 2本をつないで周遊コースとして利用することもできます。両コース共上部には岩場も現れ、所要時間も多くかかります。十分な登山経験、装備、余裕を持った計画が必要です。