(所要時間 5~6時間)
美し森から牛首山、扇山へと続く長い尾根を辿るコース。登山口から羽衣池、天の河原を通りしばらくの急登の後牛首山に着きます。その後緩やかな尾根のルートになり、扇山を超えると一旦鞍部へ下ります。ここからは山頂まで一気の急登となり緊張を強いられる岩場も連続するようになります。急な岸壁を鎖に頼って登り切ると竜頭峰。ここから山頂までは後一息。
赤岳登山
赤岳(2899m)は山梨県から長野県にまたがる八ヶ岳連峰の主峰であり、最高峰。3000メートルに近い山容はアルペン的な景観の南八ヶ岳にあってもひときわ偉観を誇っています。山頂からは富士山から大菩薩連峰、奥秩父の山々、南アルプス、北アルプス連峰までが見渡され、「本州中部でこの頂上から見落とされる山は殆どない」といわれるほど眺望にすぐれている山です。 また山頂付近には高山植物の女王といわれるコマクサやムシトリスミレ、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ、キバナシャクナゲなどをはじめ、四季折々に多くの草花が楽しめます。山頂や横岳の鞍部には山小屋も完備され、余裕を持って登ることができます。周辺には通年営業の山小屋も多く、茅野側からのルートは冬山登山の入問コースとしても最適です。清里からは2本の登山ルートがあり、それぞれ上級者向け。 2本をつないで周遊コースとして利用することもできます。両コース共上部には岩場も現れ、所要時間も多くかかります。十分な登山経験、装備、余裕を持った計画が必要です。